A:はい、あります。海水中は一般的に微生物量が少なく、生分解が進みにくい環境と言われていますが、そのような条件下でも分解性を示す生分解性樹脂が存在します。その代表例が「酢酸セルロース(セルロースアセテート)」です。
海洋環境での分解性を評価する 日本バイオプラスチック協会(JBPA)の海洋生分解認証制度 に適合した材料があり、海水中で微生物が酵素的に分解できることが確認され、海洋生分解性樹脂のポジティブリスト に掲載されています。その代表例が「酢酸セルロース(セルロースアセテート)」です。
技術的には、海中での分解メカニズムは以下のステップで進行します:
- 加水分解(ハイドロリシス) により高分子鎖が徐々に低分子化
- 海洋中の微生物による 酵素分解
- 最終的には水と二酸化炭素へと 完全生分解
また、酢酸セルロースは海水だけでなく、河川・湖沼といった淡水環境でも分解が進行する特徴があります。そのため、海洋プラスチックごみ問題の抑制に貢献できる次世代材料として注目されています。
当社では、用途に応じた樹脂選定や材料改質のご提案も可能ですので、海洋環境対応の素材をお探しの場合はお気軽にご相談ください。
