A スーパーエンプラ(PEEK、PPS、LCP、フッ素樹脂など)の成形において、スクリューやバレル内の残渣除去は極めて困難です。これは、これら樹脂の高融点(PEEKは約343℃、PPS約285℃、LCP約280〜320℃)および熱安定性に起因し、従来の熱可塑性用パージ剤では十分な洗浄効果を得られないことが多いためです。
従来法では、色替えや樹脂替えのたびに高温耐性パージ材の複数使用や長時間加熱が必要となり、スクリュー表面の残渣が原因で黒点や成形不良が発生するリスクがあります。特にPEEKのような400℃近くの加工条件では、適合するパージ材はほぼ存在せず、成形会社様の現場で大きな課題となっています。
当社では、この問題に対してスクリューを取り外し冷却後にサンブラスト®を噴射する物理的洗浄を推奨しています。サンブラスト®は0.2〜0.5 mmの微粒子を約0.3〜0.5 MPaの圧力で噴射することで、スクリューやバレル内の残渣を短時間(従来比1/10程度)で除去可能です。樹脂残渣の熱劣化による黒点や異物混入も発生せず、再生樹脂や高精度成形品の品質維持に寄与します。
さらに、サンブラスト®は樹脂の化学組成や加工温度に依存しないため、複数種類のパージ剤を準備する必要がなく、工程管理の簡素化と作業効率向上が可能です。
実績例
- PEEKスクリュー洗浄:従来パージ作業時間 120分 → サンブラスト®使用後 12分
- PPS・LCPでも同様に高効率洗浄が可能
- 黒点・異物混入の発生率を実質ゼロに低減
当社では、サンブラスト®によるスーパーエンプラスクリュー洗浄のテスト加工も承っております。詳細はお問い合わせフォームよりご依頼ください。
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樹脂製研磨剤「サンブラスト」|樹脂課題解決戦隊プラレンジャー|株式会社グランツ (gurantsu.co.jp)
